CMS導入に伴う多言語データ移行
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こんにちは。RWSグループ 営業部の片寄(カタヨセ)です。 今回は、「CMS導入の際に伴う多言語データ移行」につについてお話させて頂きます。
WebCMS、CCMSに限らず新たなコンテンツプラットフォームを導入する際に、多くの企業はどのように既存データを移行させるか試行錯誤しています。
個人的な感覚ではありますが、データ移行において多くの日本企業は日本語(もしくは日本語と英語)のデータ移行は慎重に検討を重ねますが、一方で多言語データ移行についてはそれほど思案しない、といった傾向にあるように感じます。グローバル化の方針、自社における海外売上比率、海外サイトのPV数、潜在顧客のポテンシャル等を考慮すると多言語データ移行も慎重に検討すべきだと考えます。
ここでは新しいCMSを導入する際の多言語データ移行の方法とそのポイントをご紹介したいと思います。
多言語データの移行方法
多言語データの移行方法として、大きく以下の3つが挙げられます。
1. 既存コンテンツから手作業(コピー&ペースト)で新CMSに移行する
2. コンバーターを開発し、上記1のコピー&ペーストの負荷を下げ新CMSに移行する
3. 『既存コンテンツに対応する翻訳メモリ』を使って『新CMS上での翻訳プロセス』で多言語データを移行する(以下図1)
図1:翻訳メモリを活用した多言語データ移行
我々が推奨する方法は上記3です。翻訳業務に携わった人であるならば、上記3が工数・品質の面でも最も良い方法だということはすぐにご理解いただけるかと思いますが、CMS導入に関わるメンバーがこの方法の存在さえ知らないといった企業様もいらっしゃいます。
また、多言語品質の観点から考えると上記1と2の方法はお奨めできません。なぜなら既存データと新CMSではデータ構造がすべて同じということはあり得ず、新CMSのデータ構造に合わせたデータ移行処理を多言語ネイティブの観点から行う必要があるためです(文中のインライン要素の処理などは日本人では不可能です)。
多言語データの移行方法のポイント
では、『既存コンテンツに対応する翻訳メモリ』を使って『新CMS上での翻訳プロセス』で多言語データを移行する上でのポイントをご説明します。
ポイント1:既存翻訳メモリの有無(アライン作業を行うかどうか)
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