インテリジェントな翻訳・コンテンツソリューションで業界をリードするSDL(LSE:SDL)が、オーサリング支援ツールとコンテンツ最適化のエキスパートである
Congree Language Technologies GmbHとの提携を発表しました。コンテンツの制作者や担当チームに、言語ガイダンスや、用語チェック、コンテンツインテリジェンスが提供されます。
SDL TridionとCongreeのコンテンツオーサリング支援機能を組み合わせることで、翻訳コストが20%~80%削減できることが予想されます。
SDLのGroup Revenue OfficerであるThomas Labartheは次のように語ります。「顧客に印象付けるチャンスは1回だけです。Congreeと協力して、制作者にかかわらず、強い印象を与えるコンテンツを一貫して作成できる新しい方法を提供していきます」
SDL Tridionのユーザーは、以下の3つの新機能にアクセスできます。
- ルールベースの言語チェック:スペル、文法、用語のほかに、ルールベースの言語チェックで、制作コンテンツのスタイルを検証します。設定済みのルールセットがほとんどのケースに適用可能で、必要に応じて企業固有のルールも追加できます。
- オーサリングメモリ:オーサリングメモリが文章リポジトリとして機能し、過去に作成されて承認済みの文に類似するテキストセグメントがすべて表示されます。新しい文は、チェックと承認の後にオーサリングメモリに組み入れられます。Congreeのデータグルーミング機能が、オーサリングメモリ品質の維持と向上に役立ちます。
- 用語集管理:用語が一致すると、用語集コンポーネントに接続して、広範な情報にアクセスできます。Congreeの用語集コンポーネントは、推奨用語、認可用語、非推奨用語など、特殊な用語について、定義と使用法の情報を提供します。
CongreeのCEOであるStefan Kreckwitz氏は次のように語っています。「市場の他の会社とは異なり、SDLはあらゆる言語テクノロジーのさまざまなサービスとソリューションを提供して、多様な業種のお客様と結びついています。専門的で経験豊富なインターナショナルSDLチームと、Congreeオーサリングサーバーが一緒になって、この戦略的提携関係がお客様にすばらしい機会をもたらすように、熱心に取り組んでいきます」
Congreeは、一貫性のある魅力的で優れたコンテンツを作成できるように制作者を支援して、その会社独自のスタイルやブランド戦略、用語のガイドラインに従った、制作ガイダンスとフィードバックを提供しています。Congreeオーサリングサーバーには、SDL Tridionからアクセスできます。すべての言語による一貫性のある高品質のコンテンツの作成、管理、配信が、あらゆるデジタルチャネルで可能になります。
「現在見られる大きなトレンドの1つは、企業が言語とコンテンツ作成を標準化して最適化する方法を求めていることです。それは、大量のコンテンツが社内で数十人もの制作者と関係者によって作られているという現実があるからです」と、Content RulesのCEOであるVal Swisher氏は語っています。「SDLとCongreeが協力すれば、制作者がだれであっても、ブランドが言語とブランド性の一貫性を維持できるようになるでしょう」
SDL Tridionは、すべてのコンテンツにわたるナレッジハブと「信頼できる唯一の情報源」を組織に提供します。これは、次世代のデジタルエクスペリエンス、イントラネット、セルフサービス、サポートサービスの基盤となります。これにより、業務の効率化が実現するだけでなく、消費習慣や消費者行動などのパターンに関するインサイトを得て、投資先を絞り込み、収益の増加も達成できます。
Congreeについて
Congree Language Technologies GmbHは、コンテンツ最適化のためのソフトウェアプラットフォームを提供しています。Congreeは、一貫性のある魅力的で優れたコンテンツを作成できるように、制作者を支援します。言語知能により、企業独自のスタイル、ブランド戦略、用語ガイドラインに従った、制作ガイダンスとフィードバックが提供されます。また、オーサリングメモリにより、新規や類似のコンテンツではなく、既存のコンテンツの再利用があったときに、制作者にアラートが出されます。これにより、制作者が時間を節約できて、翻訳コストを大幅に削減できます。Congreeは市場で人気のあるエディター内でシームレスに統合して動作するので、新しい環境に切り替える必要はありません。詳しくは、www.congree.comをご覧ください。