コンテンツの作成、翻訳、配信で世界をリードするSDL(LSE:SDL)は、データとコンテンツをグローバルに管理する行政機関や民間企業のサポートを専門とするTagence, Inc.と提携関係を結びました。SDLとTagenceは協力し、DITAベースのコンポーネントコンテンツ管理システム(CCMS)であるSDL Tridion Docsを基盤にした構造化制作環境内で行政機関や企業がコンテンツの作成、管理、配信を迅速に行えるようサポートします。
組織内外のオーディエンスに多言語で対応しようとすると、複雑でコストのかかる課題に直面します。この傾向は、規制の厳しい業界では特に顕著です。指令や方針に関する文書の1か所を少し改訂しただけでも、すべてのバージョンですべての変更を終えるまで1年かかることもあります。今回の提携を通じて、こうした課題に対処します。顧客に構造化コンテンツ管理環境を提供することで、リクエストから完了までのコンテンツサイクルを大幅に短縮します。場合によっては、1年を要したものが数日で完了します。
「SDLとの提携をうれしく思います。SDLのインテリジェントな構造化制作アプローチは、官民の非常に複雑なコンテンツ問題を解決してくれます」と、TagenceのEVPであるJennifer Rhodes氏は述べます。「これに、実際のビジネスを理解してテクノロジーと融合させる当社の情熱を組み合わせれば、顧客は画期的な業績を常に挙げることができると私たちは確信しています」
Tagenceは、スマートなアプローチで、未管理コンテンツの急増に指針を示し、対応します。Tagenceのサービスには、変更管理、電子情報開示とリポジトリ分析、コンテンツのコンプライアンスと移行、情報のアーカイブなどがあります。SDL Tridion Docsを使用すると、行政機関も企業も、管理された効率的な構造化制作環境に移行し、組織内外のオーディエンスに向けたコンテンツの作成、レビュー、翻訳、配信を一元化できます。Tagenceのアプローチにより、組織は最高レベルのセキュリティ指令やコンプライアンス基準(S1000D、5015.2準拠の記録管理、HIPAA、PII/PHIなど)を満たせます。
「機密性が極めて高く、公開が制限されているコンテンツを扱う組織は、特に難しい課題に直面します。どのコンテンツも、ライフサイクル全体を通して安全に管理する必要があります。例えば、数千のコンテンツがさまざまな言語と形式で存在しているとします。構造化アプローチがないと、組織がこれに対処するのはほとんど不可能です」と、SDLのChief Revenue OfficerであるThomas Labartheは述べます。「今回の提携を通じて、こうした課題に正面から取り組みます。複雑なコンテンツサプライチェーンを効果的に管理するための環境を顧客に提供します。文書の作成や管理から配信まで、すべてこの環境で行えます」
Tagenceは、業界の経験と変更管理プラクティスを活用し、コンテンツの変革と部門間サイロの解消により、継続的なカスタマージャーニーを作り出しています。SDL Tridion Docsを使用する組織では、パブリケーションの計画、コンテンツの作成、バージョンの管理、パブリケーションの構成、ワークフローの適用など、すべてを一元管理システムで実行できます。Tagenceの経験豊富な担当者は、組織の無駄やコンプライアンス違反情報の特定をサポートし、効果的なコンテンツソリューションの導入を支援します。世界中の顧客のリスク軽減、インサイト獲得、生産性向上を目標に掲げるTagenceは、その一環としてSDL製品の導入を開始する予定です。
Tagence, Inc.について
Tagenceは、コンテンツ管理ソリューション、ビジネスプロセス分析、自動化、コンサルティングサービスを行政機関、非営利組織、民間企業に提供しています。米国国防省、米国退役軍人省、米国証券取引委員会、米国地理学協会など多様な組織が、Tagenceを利用し、適切に組み合わされたテクノロジーと専門知識によって業務上の問題を解決しています。Tagenceの経験豊富なスタッフは、顧客のリスクの軽減、効率性の向上、組織コンテンツからの新たなインサイトの獲得をサポートします。Twitter、LinkedIn、Facebookでも情報発信しています。