コンテンツの作成、翻訳、管理、配信で世界をリードするSDL(LSE:SDL)が本日、Bynderと戦略的提携関係を結び、Bynder Digital Asset Management(DAM)プラットフォーム用のSDL Tridion Sites 9.1 Connectorをリリースすることを発表しました。このコネクタはSDLのパートナーであるTrividentが開発したもので、あらゆる種類のデジタル資産の一元管理、容易な確認、直接アクセス、世界中のオーディエンスに向けた配信を可能にします。
動画から仮想現実まで、インタラクティブで魅力的なコンテンツに対する消費者需要は高まるばかりです。マーケターの大半(93%)はインタラクティブなコンテンツを効果的と感じ、約半数は動画を最優先事項にしているものの、さまざまな形式、言語、デバイスに対して大量のリッチメディアコンテンツを配信することに苦戦しています。SDLがBynderと提携したことで、ウェブコンテンツ管理(WCM)プラットフォームであるSDL Tridion SitesとBynderのDAMシステムが直接連携し、ユーザーはデジタルコンテンツサプライチェーン全体を簡単に管理できるようになります。つまり、すべてのリッチメディアコンテンツを一か所にまとめることで、個々のコンテンツをすぐに検索でき、一元管理できます。
BynderのGlobal Alliances部門Vice PresidentであるBrad Kofoed氏は次のように述べています。「ブランドは、どうすれば世界規模でコンテンツを効果的に管理、共有できるか、悩んでいます。TrividentとSDLとの連携により、作成から翻訳、配信に至る全プロセスが簡略化されます。着手から配信までの時間が短縮されるため、ブランドは新たな地域の市場に参入しやすくなり、新たな見込み客に適切にアピールできるようになるのです」
ユーザーはSDL Tridion Sitesを使用することで、大量のデジタル資産を効果的に管理し、さまざまなサイト、チャネル、言語、ブランドに対応できるようになります。また、Bynder DAM用のSDL Tridion Connectorを使用すると、Bynderに保存されているデジタルメディア(画像、動画、ドキュメント)をSDL Tridion Sites 9.1で直接管理できます。1か所ですべてのコンテンツにアクセスできると、資産の検索に時間がかからなくなります。関係者は保存されているファイルが常に最新バージョンであると確信し、自信を持って作業できるため、作業のミスや重複も減少します。どのコンテンツも、直接使用して発行できます。または、SDL Tridion Sites 9.1を通じて翻訳対象として提供し、翻訳後に180以上の言語で発行することもできます。
SDLのパートナーであるTrividentの共同創設者、Ron Grisnich氏は次のように述べています。「デジタル資産は、すべてのデジタルタッチポイントで重要な要素です。1回限りの閲覧者を常連客やブランドの支持者に変える大きなチャンスを提供してくれます。私たちは、お客様のコンテンツの可能性を最大限に高めるコネクタを開発したことに誇りを持っています。SDL Tridion Sites 9.1とともにBynderのDAMを使用すると、企業の成長を支える強力な基盤となります。このビジョンの組み合わせが、真のグローバル展開を目指す意欲的なブランドに魅力的なチャンスをもたらすのです」
SDLのChief Product OfficerであるJim Saundersは次のように述べています。「ほとんどの企業はほんの一握りの市場にしか注目していませんが、実は、多くの市場に素早く参入し、動向を調査し、それに応じた販売戦略を立てることができる可能性が広がっています。このオムニ市場アプローチが、有力ブランドの中で差別化を図る手段となります。今回の提携関係は非常に魅力的です。ビジョンを組み合わせ、お客様独自のコンテンツエコシステムの構築に必要なツールを提供し、あらゆる種類のコンテンツをあらゆる言語であらゆるデバイスに配信できるようサポートしていきます」
SDL AppStoreとBynderのIntegration Centerで提供されているこのコネクタは、新しいSDL Tridion Integration Frameworkを使用しており、企業はSDL Tridion Sites 9.1とDAM、CRM、分析、ERP、マーケティングオートメーションなどのシステムを簡単に接続することができます。
Bynderについて
Bynderは、最も急速な成長を遂げているデジタル資産管理(DAM)ソリューションです。世界の最大手企業のマーケティング担当者が、クラウドにあるデジタルコンテンツの共有やライフサイクル全体の管理に利用しています。2013年にCEOのChris Hall氏が創設したBynderは、現在、オランダ、米国、スペイン、英国、UAEなどの世界各地に7つのオフィスを展開し、350人以上の従業員を擁する企業へと成長しています。同社のユーザー体験とカスタマーサポートは最高レベルの評価を得ており、2015年と2017年にDeloitteの「テクノロジーFast 50」に選出されたほか、2018年にはFinancial Timesが発表した「欧州で急成長した企業」の20位にランクインしています。