グローバルコンテンツの管理、翻訳、デジタルエクスペリエンスのリーダーであるSDLは本日、Forrester Consultingに委託して実施したTotal Economic Impact™(TEI)の調査結果を発表しました。この調査では、SDLの統合ソリューション(SDL Tridion DXおよびSDL翻訳テクノロジー&翻訳サービス)を導入して優れたデジタルエクスペリエンスおよびカスタマージャーニーを実現することによって得られるメリットについて解説しています。
Forrester Consultingによる調査「The Total Economic Impact™ Of SDL Tridion DX Content Management And Language Technology & Services(SDL Tridion DXコンテンツ管理と翻訳テクノロジー&サービスの総合的経済効果)」によると、SDLは「拡張の容易性、品質向上、サイトの一貫性向上」を実現して、ウェブトラフィックの大幅増に貢献しているとの結果が明らかになりました。Forrester Consultingがさまざまな業界の顧客にインタビューを実施したところ、顧客が期待できる効果として明らかになった試算結果は、3年間で112%のROIの達成、投資額の15か月での回収、3年間にかかるコスト390万ドルに対し総収益は830万ドル、正味現在価値(NPV)は最大440万ドルです。
本日発表された調査では、グローバルコンテンツ運用モデル(GCOM)を導入することで得られる総収益を定量分析しています。GCOMは、組織、技術、ローカリゼーションの各課題を軽減し、ブランドの一貫性、顧客体験の改善、運用の効率化をグローバル規模で実現するモデルです。
調査で明らかになったその他のメリット:
- ビジネスの拡大:
SDLのソリューションを導入することで、ウェブサイトのコンテンツ作成と更新が容易になり、新たな地域や製品カテゴリーに迅速に拡大できます。前年比で平均20%のトラフィック増を期待でき、その成長の25%がSDLによる効果です。
- コンテンツの増加をサポート:
SDLのソリューションでコンテンツ管理を一元化および標準化することで、チームの規模を変えることなく、3年間で42%の効率化を実現しコンテンツ出力(作成と配信)を70%アップできます。
- ローカリゼーションの自動化:
ワークフローとプロジェクト追跡の自動化により、3年間でローカリゼーションコストを110万ドル節約することができます。その34%は、翻訳メモリの活用による、ワード数のコスト削減と重複作業の低減によるものです。
あるお客様にインタビューを行ったところ、次のような回答がありました。「当社には、各国、各事業部門、各製造チームが作成した小さなサイトが2,000~3,000ありました。コアのウェブプラットフォームでは各部門のニーズを実現できなかったためです。今ではSDL製品のコンポーネントやテンプレートを利用できるようになったので、これらのニーズを解決できるでしょう」(電力管理企業のウェブ&デジタルマーケティング担当シニアVP)。
SDLのプロダクトマーケティング担当ディレクター、Arjen van den Akkerは次のように述べています。「SDLは長年、セキュリティ、ローカリゼーション、コンプライアンス、ワークフローを管理して、文化的に関連性の高いデジタルエクスペリエンスを、グローバルと地域、2つの観点から実現する堅牢なGCOM戦略を構築するお手伝いをしてきました。今回の調査ではこのコンセプトを検証、数値化することで、新たな市場に参入する際、高い効率性と多額のビジネス収益を確保する方法について詳細に解説しています」
SDL Tridion DXはデジタルエクスペリエンス製品スイートで、ウェブエクスペリエンス管理用のSDL Tridion Sites(この調査でインタビューを受けた企業が使用)と、構造化コンテンツ管理向けのSDL Tridion Docsで構成されています。この製品を導入すると、チャネルとデバイスを問わず、カスタマージャーニーにおける販売前、販売時、販売後の各フェーズで、コンテンツ主導のデジタルエクスペリエンスをグローバル規模で管理、提供できます。これを実現できるのは、コンテンツに対するTridion DXのヘッドレス(API重視の)アプローチと、ベストプラクティスのウェブ体験およびモバイル体験の導入アクセラレータです。
SDL翻訳テクノロジー&翻訳サービスは、強力な翻訳管理機能、機械翻訳、翻訳生産性、ローカリゼーションサービスを備えており、ローカライズ済みコンテンツを効率的かつコスト効果の高い方法でプラットフォームとチャネルに配信します。