アジャイルなビジネスモデルにはデジタルエクスペリエンスプラットフォームコンポーネントの最善の組み合わせが必要

DCGの調査が、グローバル企業は単一のベンダーソリューションよりもコンポーネントの最善の組み合わせに投資する傾向にあることを示唆

Maidenhead, UK
5/31/2018 7:00:00 AM

SDL(LSE:SDL)は本日、市場調査会社Digital Clarity Group(DCG)によるレポートを発表しました。これは、新しく革新的なビジネスモデルが、購入時のデジタルエクスペリエンスプラットフォーム(DXP)に対する従来型アプローチに与える重大な影響について取り上げたものです。

調査レポート「Digital Experience Platforms:Buyer Trends, Preferences, and Strategies(デジタルエクスペリエンスプラットフォーム:購入者のトレンド、嗜好、戦略)」によると、ほぼ4分の3(70%)の企業が、現在、自社のデジタルエクスペリエンスプラットフォームに異種混在アプローチを取り入れています。つまり、コンポーネントの最善の組み合わせで望ましいDXPを構築し、機能を継続的に拡張することでカスタマーエンゲージメントの向上を図っています。

Arjen van den Akkerは次のように語ります。「企業は、デジタル戦略とそれを支えるプロセスおよびテクノロジーを導入することを迫られています。従来型のアプローチでは、他社より抜きん出る上で必要な俊敏性を得られません。企業は、真の意味で魅力的なデジタルエクスペリエンスを構成する可変要素を数多く備えたソフトウェアソリューションを活用する必要があるのです」

この調査では、グローバル企業が抱いている疑念も浮き彫りになっています。それは、単一のベンダーが、すべての機能を備えたエンドツーエンドのDXPを開発し、市場次々と発生し続けるDXのイノベーションについていくことができるのかという疑念です。また、単一ベンダーのシステムでは革新的な最新テクノロジーの活用が不十分で、次世代デジタルエクスペリエンスを思うように提供できないという懸念も企業は抱いています。

「DXP調査から、企業がビジネス面とテクノロジー面の俊敏性を求めていることが明らかになりました。企業のリーダーたちは、顧客がハイテクでかつ人間的なデジタルエクスペリエンスを求めており、それに応えることは、1度限りのプロジェクトではなく、日常業務の一部であると認識しているのです」と、Digital Clarity GroupのResearch部門Senior Vice PresidentであるConnie Moore氏は述べます。「このような体験を、数百万人の顧客に、さまざまな言語やデバイスを通じて提供する。これは、非常に困難ですが、単一ベンダーに依存したアプローチからの脱却も促すことになります」

また、この調査によると、企業はDXP変革プロジェクトの進め方についても従来のやり方を変えつつあります。質問を受けた多くの企業は、DX戦略やプロジェクトを指示し、推進するのはマーケティング部門ではなく経営幹部であると回答しています。DXへの取り組みは、経営幹部が指揮を取らない場合、CIOかCTOが取ります。そしてようやく3番目に、マーケティングやテクノロジー部門のリーダーが共同で管理することになります。

この変化は、デジタル変革プロジェクトで経営幹部と密に連携しているSDL独自のアプローチにも反映されています。リーダーシップチームは、企業の多くの役職とは異なり、企業全体を把握しています。また、部門を超えたチームと連携できるため、顧客中心のエンドツーエンドプロセスを提供することができます。

DCGは、この調査で世界中の業務・IT部門リーダー300名にインタビューし、実際の購買戦略に関するインサイトを得ました。

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